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書籍一覧/著者一覧
おもろさうし上 外間守善

万葉・祝詞・古事記にあたる沖縄の古典

おもろさうし下 外間守善

萩原朔太郎詩集 萩原朔太郎

「詩はただ病める魂の所有者と孤独者との寂しい慰めである」といい、ひたすら感情の世界を彷徨しつづけた萩原朔太郎は、言葉そのもののいのちを把握した詩人として、日本の近代詩史上、無二の詩人である。代表作『月に吠える』『青猫』等より創作年次順に編まれた本詩集は、朔太郎(1886‐1942)の軌跡と特質をあますところなくつたえる。

或る少女の死まで他二篇 室生犀星
或る少女の死まで他二篇

繊細な感覚で日常の美を謳った大正詩壇の鬼才、室生犀星(1889‐1962)の自伝的三部作。古都金沢で数奇な星の下に寺の子として育った主人公は、詩への思いやみがたく上京する。詩人志望の青年の鬱屈した日々を彩る少女との交流をみずみずしく描いた表題作の他、『幼年時代』『性に眼覚める頃』を収録。

街道をゆく(6)沖縄・先島への道 司馬遼太郎
街道をゆく(6)沖縄・先島への道

エンピツ画のすすめ 風間完
エンピツ画のすすめ

思い立ったが吉日。鉛筆一本、紙一枚あれば絵は描ける。そしてその上達のヒケツは…「顔の描きかた」「見るということ」「鉛筆について」「木炭」「模写について」「色の設定」についてなど、実際に絵を描くときに気をつけるべきポイントをやさしく語る。

f植物園の巣穴 梨木香歩

月下香の匂ひ漂ふ一夜。歯が痛む植物園の園丁は、誘われるように椋の木の巣穴に落ちた。前世は犬だった歯科医の家内、ナマズ神主、烏帽子を被った鯉、アイルランドの治水神と出会う。動植物と地理を豊かに描き、命の連なりをえがく会心の異界譚。

にぎやかな湾に背負われた船 小野正嗣
にぎやかな湾に背負われた船

とある海辺の集落「浦」を舞台に、教師と恋に落ちた少女、奇妙な昔語りにふける四人組の老人などがつむぎ出す、半世紀あまりの脱線につぐ脱線の物語。第15回三島由紀夫賞を受賞した表題作に、第12回朝日新聞文学賞の『水に埋もれる墓』を併録。

ことり 小川洋子

人間の言葉は話せないけれど、小鳥のさえずりを理解する兄と、兄の言葉を唯一わかる弟。二人は支えあってひっそりと生きていく。やがて兄は亡くなり、弟は「小鳥の小父さん」と人々に呼ばれて...。慎み深い兄弟の一生を描く、優しく切ない、著者の会心作。

配達されたい私たち 一色伸幸

死ぬことだけ考えて生きている、うつの男。死に場所と決めた廃屋で見つけたのは朽ちる寸前の手紙の束。男は放置された7通を郵便局員に代り配達することにした。すべて届けたら自殺してラクになる、そう決意して……。神経症の時代に贈る愛と希望の物語。

私は体調の悪いときに美しいものを見る贅沢をしたくなる。しかし最近は馴染みの丸善に行くのも気が重い。ある日檸檬を買った私は、その香りや色に刺激され、丸善の棚に檸檬一つを置いてくる。現実に傷つき病魔と闘いながら、繊細な感受性を表した表題作ほか、「城のある町にて」「雪後」などを収録。

銀の匙 中勘助
銀の匙

誰の記憶の中にもある光り輝く少年時代の物語 お産で身体が弱っていた母親の代わりに、伯母さんに慈しまれて育った子供時代のこと、異性の友達と過ごした甘美な思春期のこと、そして眼が不自由になった伯母さんを訪ねる後編。誰しも記憶の中に持っている“自分だけの少年時代”をモチーフにした永久の文学作品。子供の頃に覚えた伝説や土の犬人形、丑紅の牛など、走馬灯のように廻る子供時代の思い出が、まるで宝石箱をひっくりかえしたように鮮やかに彩られている。

魔女の宅急便 角野栄子
魔女の宅急便

ひとり立ちするために初めての街にやってきた13歳の魔女キキが、新しい街で始めた商売宅急便屋さん。相棒の黒猫ジジと喜び哀しみをともにしながら街の人たちに受け入れられるようになるまでの1年を描く。

魔女の宅急便 角野栄子

宅急便屋も2年目となり、キキの仕事は順調です。奇妙な病気にかかったカバ、木の歌声、なんと散歩という目に見えないものまで運び、町の人にも温かく迎えられます。そんなとき、1通の黒い手紙を届けるように頼まれ、もしかしたら運んでいるのは優しい気持ちだけではないかもしれないと悩むキキ。魔女としての自覚や自信喪失を経て、人の気持ちを思いやり、人生の大切なものに気づいていく、少女の成長を描きます。

それぞれの旅立ち 角野栄子

キキととんぼさんが結婚してから13年。キキの子どもたちは、ふたごなのに性格は正反対。元気で活発なお姉さんのニニは、魔女にはあまり興味がなさそう。一方、物静かな弟のトトは、魔女に興味津々。魔女になりたいのに、男だからという理由でなれないトトは不満を募らせていくが...。13歳になって旅立ちのときをむかえる2人と、見守るキキをはじめコリコの町の人たちが、さわやかに描かれる。大人気シリーズついに完結!

魔女の宅急便 角野栄子

花の季節を迎えたコリコの町。19歳になったキキは、10代最後の年、20代に繋がる何か...予感みたいなものがないかしら...と思いながら、日々を過ごしている。相変わらず、とんぼさんとの文通は続いており、直接会えないことにちょっぴり不満。そんな折、ずっと相棒だと思っていたジジにも、小さい白い猫の恋人ができる。だんだんとひとりで届け物に出かけることが多くなったキキは、初めての経験に不安が募るが...。

キキの恋 角野栄子

宅急便屋さんも順調で、17歳の夏を迎えたキキ。遠くの学校へ行っているとんぼさんに久しぶりに会えると、楽しみにしていた彼女のもとへ、とんぼさんから「山にはいる」と手紙が届く。離ればなれで、とんぼさんとなかなか会えないことに、いつになく落ち着かない気持ちになったキキは、届けものの途中で、暗い森のなかにはいりこんでしまい...。一歩一歩、大人へと近づいていくキキととんぼさん、ふたりの甘ずっぱい恋の物語。

キキともうひとりの魔女 角野栄子

キキがコリコの町に住むようになって4回目の春。ケケという風変わりな女の子が転がりこんできたことで、キキの暮らしは一変します。不思議な力と自由奔放な発想を持つケケは、キキの行く先々に現れては、何かと怪しい様子を見せます。キキの心は次第に不安や疑いでいっぱいになっていきました。ふたりは互いに反発しあいますが、やがて自分の本当の気持ちに気づいたキキは、また一歩、大人の階段をのぼるのでした。

営繕かるかや怪異譚 小野不由美

雨の日に鈴の音が鳴れば、それは怪異の始まり。極上のエンターテインメント

きのうの影踏み 辻村深月

作品の幅を広げ進化し続ける作家。大切な人との絆を感じる傑作短篇